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韓国のブロックチェーン企業「WIZBL」…仮想資産の聖地「ドバイ DMCC」進出

DMCC、バイナンスなど 160 以上のブロックチェーン企業が入居
WIZBL ブロックチェーン分散元帳技術ライセンス取得
「ブロックチェーンコア技術で世界標準を作る」抱負
▲ドバイブロックチェーン特区 DMCC に韓国ブロックチェーン企業「WIZBL」が現地法人を設立した。写真はドバイ DMCC の様子。(WIZBL 提供)
グローバル金融ハブとして注目される「ドバイ・マルチ・コモディティーズ・センター(DMCC)」に韓国ブロックチェーン企業が入居に成功し、その背景に関心が集まっている。主人公は 2014 年からブロックチェーン技術開発を続けているブロックチェーン専門企業「WIZBL」だ。

WIZBL は 9 月 13 日、アラブ首長国連邦(UAE)政府が運営するドバイ DMCC からブロックチェーン分散元帳技術に対するライセンスを取得した。ライセンス取得で WIZBL はドバイ内の現地法人「WIZBL DMCC」を設立することになった。現地法人はブロックチェーン技術の R&D 本部の役割と現地企業に技術支援・教育、中東・アフリカ地域マーケティング本部の役割を担当する予定だ。
▲ドバイ DMCC からブロックチェーン分散元帳技術ライセンスを取得したTOM PARK WIZBL CEOの姿(WIZBL 提供)
ドバイ DMCC は果敢な非課税政策で一気にグローバル金融ハブに浮上した。DMCC に入居した企業は法人税を全額免除してもらえるだけでなく、事業収益と投資金の入出金も自由で、最近最も脚光を浴びている自由貿易地域の一つに挙げられる。

特に DMCC 内に「ブロックチェーンクリプトセンター(Blockchain Crypto Center)」を別途設け、ブロックチェーン関連産業のグローバルハブとして急浮上した。現在、全世界の仮想資産取引所とブロックチェーン技術企業がドバイに本社を移転したり新規進出する姿も捉えられている。グローバル 1 位の仮想資産取引所である「バイナンス」をはじめ、現在 160 社余りの企業が DMCC に入居している。

DMCCへの入居は、空の星を取るくらい難しいと評価されている。その原因は需要があまりにも多いうえ、入居要件も厳しいためだ。

DMCC は WIZBL が独自開発したブロックチェーン技術に高い点数を与えたことが分かった。WIZBL 独自のエンジンで作った暗号通貨「AIPC」は公式認証 1 秒当たりの取引量(TPS)が 14 万に達する。イーサリアム(約 30 TPS)やソラナ(約 5 万 TPS)などグローバルコインと比べてもはるかに速い。WIZBL は DMCC に進出しているか、進出を希望するグローバル企業とブロックチェーンコアエンジン技術提携を結び、生態系を拡張していく計画だ。WIZBL は現在、「ブロックチェーンコアエンジン技術」でライセンスを受けた DMCC 内唯一のブロックチェーン企業でもある。

WIZBL の TON PARK CEO は「DMCC 政策と支援プログラムを通じて WIZBL のブロックチェーンコア技術が世界標準になるよう努力していき、グローバル金融とブロックチェーン産業中心地ドバイで韓国の中小企業の力と技術力を見せるだろう」と抱負を明らかにした。
記者:Na Geonung.